TEL.048-839-5704
〒336-0032 埼玉県さいたま市南区四谷3-7-5
皮膚組織球腫は皮膚にできる良性の腫瘍です。 組織球という炎症細胞の一種が腫瘤化したもので、転移することはありません。この腫瘤の特徴は、ほとんどのケースで数週間で消失するのでほとんどのケースで外科が不要という点です。 似たような腫瘤に皮膚形質細胞腫や肥満細胞腫などもありますので、見た目だけでの判断は危険でかならず針生検による細胞検査を行います。 |
皮膚組織球腫は、細胞診で診断が可能です。 細胞をみることで、退縮期にあるかどうかもある程度予測できます。 |
基本的にはほとんどが自然退縮するために治療せずに経過観察で問題はありません。また古典的にはステロイドの内服や外用をしている事もありましたが、効果はないとされています。 自然消滅しない場合には、外科的な摘出を行います。転移の起こさない腫瘤のために、基本的には予後良好です。大きくなりすぎると皮膚がさけて破裂したり、化膿したりすることがありますので、放置するのはよくないと思われます。 |