歯科　口腔外科　セカンドオピニオン　南埼玉どうぶつ病院　武蔵浦和どうぶつ医療センター

歯科、口腔外科、予防歯科の診察Dental treatment

歯科・口腔外科診療

　当院では歯科医療研究室に所属した獣医師による、より正しい、最新な歯科診療を学んだ獣医師による歯科診療を行っています。
　歯科診療は多くの動物病院では軽視されている分野で、より精密な治療を行われていないのが現状です。当院では拡大鏡を使った精密な歯科治療を行うことができます今後は手術用顕微鏡を導入予定です。かつて歯周ポケットの深かった歯は抜歯をして対応することが一般的でしたが、拡大鏡や顕微鏡手術により抜歯をしないで温存できる歯が増えてきました。
　歯の状態を維持するには、手術だけではなくその後のケアも重要になってきますが、しっかりとした歯科治療についてぜひ当院にご相談ください。

　当院ではしっかりとした麻酔管理と高画質歯科レントゲン、歯科ユニット、拡大鏡による精密で丁寧な治療を行っています。
　精密で丁寧なクリーニングは、歯肉を顎の骨から剥がしての処置となり、一般的な口腔のクリーニング処置に比べて麻酔時間が長くなり、料金も高額になりますが、その分しっかりとした治療を行わせていただきます。

歯科・口腔外科診療の流れ

　歯科・口腔外科診療は、特別な曜日は設けておらず毎日行っています。
　覚醒状態での口腔内の観察だけでは正確な診断は不可能なので、基本的には鎮静下でのレントゲン撮影が必要になります。鎮静剤は外科処置を伴わなければ体の負担は少なく、安全に行うことができます。
　鎮静や麻酔による検査や治療は昼休みに行いますので、後日予約をして検査を行います。
　セカンドオピニオンも同様で、鎮静下での歯の観察やレントゲンが必須ですので、早期の検査や治療をご希望の場合は電話予約をお願いします。
　治療の流れ
①、相談
②、鎮静下歯科検査・カウンセリング
③、麻酔下歯科・口腔外科処置
④、定期メンテナンスや鎮静下検査
（②と③は同時に行えます）

歯科・口腔外科症例の一例

	重度歯周病　深くなった歯周ポケットを伴う歯周病に対して時間をかけた徹底的なクリーニングやルートプレーニング、キュレッタージ処置、歯肉縫合により顎骨再生を促します。拡大鏡や顕微鏡手術により骨吸収巣における汚れを徹底的に除去します。
	口腔鼻腔瘻　主に犬歯や上顎前臼歯といった歯の歯周病により引き起こされる鼻炎や周囲組織の腫れです。治療は抜歯または徹底的な汚染物質の除去です。程度が軽ければ顕微鏡手術により、抜歯せずに治療が可能です。
	根尖膿瘍による腫脹　主に3本根を持つ第４前臼歯以降で起こります。歯周病由来の膿が歯根周囲に貯まることにより、周囲の骨を溶かして主に眼の下周囲へと膿が波及しトラブルを起こします。基本的には抜歯適応ですが、根尖部の骨融解が軽度であれば、抜歯せずに徹底的な拡大鏡下顕微鏡下クリーニングにより治療が可能です。
	口腔内腫瘍　顎、唇、舌、歯肉、顎骨など口の中に発生した腫瘍の切除を行います。奥歯に近いほど手術後の成績は良くないです。
	顎骨折　歯周病や事故などにより骨折した顎の骨をプレートや創外固定により整復します。感染状態でプレートをあてると、インプラントに菌が定着し、骨融解を起こす事になるため、あらかじめ対策をしてからの手術になります。